交通事故を相談する弁護士はどうやって探せばよい？

交通事故に巻き込まれてしまった場合には、必然的に損害賠償などの法律的な問題に直面することになります。
ふつうは加入している保険会社が示談交渉を引き受けてくれるのですが、かえって問題がこじれてしまうこともあり得ます。
こうしたときには、弁護士に相談するのがよいのですが、その探し方にもさまざまな方法があります。

弁護士特約があれば保険会社経由で探す

自動車保険の任意保険には、弁護士特約と呼ばれる種類のオプションのサービスがもうけられていて、あらかじめ契約をしていれば利用することが可能です。

このサービスは、交通事故に関して、法律のプロである弁護士に相談をしたり、訴訟などの手続きを依頼した場合に、その費用が自動車保険から支払われるという内容のものです。

特約を利用できるのは、保険証券の表面に氏名が記載されている記名被保険者だけではなく、配偶者やその他の家族なども含まれるのが一般的です。
そこで、特約の対象になっている場合には、契約している保険会社に相談をして、交通事故に強い適切な法律事務所を紹介してもらうのが望ましいといえます。

日弁連などの組織を利用する

日弁連やそれぞれの都道府県にある弁護士会では、交通事故相談センターのようなものをもうけていて、被害者からの相談に応じている場合がほとんどですので、こうしたところに電話などでコンタクトをとるのも、探す方法としては適当といえます。

また、法テラスと呼ばれる組織では、所得の少ない世帯を対象として、無料の法律相談に応じたり、裁判の費用を立て替えたりする仕事をしていますので、費用面での対策までを含めて、まずはこちらにコンタクトをとってみるのもよいでしょう。

個別に選ぶことはできませんが、都道府県が開設している交通事故相談センターでも、一般的な相談は受け付けています。

インターネットから探す

最近ではインターネットによる情報のやりとりが発達していますので、それぞれの法律事務所が独自のホームページを開設していたり、交通事故の法律相談を専門としたサイトがあったりするものです。

こうしたところで検索をすれば、情報量もそれなりに充実していますので、希望に見合った近くの法律事務所を探し当てることが可能です。

適当な法律事務所が見つかったら、まずは電話などでアポイントをとって、法律相談に行くのもすすめられます。
また、日弁連のような業界組織でも、「ひまわりサーチ」と呼ばれる全国規模の検索サイトを導入していますので、ここから地域の弁護士を探すこともできます。