自動車保険のエコカー割引とは

自動車保険に加入する際に、なるべく保険料を安くしたいという場合に考えるのがさまざまな割引を適用することです。近年できた割引に「エコカー割引」がありますが、適用条件や割引率はどのようになっているのでしょうか。

エコカー割引とは

近年、エコを気にしている車として電気自動車やハイブリッド車を選ぶ人が増えてきています。環境に優しいというだけではなく、ユーザーにとってもガソリン代が安くなるというメリットがあります。

エコカー割引は各社によって名称が多少違ってきており、対象となっている車種にも違いがあります。

特徴としては「初年度登録から13カ月以内」の車にエコカー割引が適用されるという自動車保険がほとんどです。新車ではなくても中古車や新古車の場合、初年度登録から年月が経過してしまっている場合には適用されなくなっています。

適用期間が決まっているのはなぜ？

自動車保険の割引というのは、年齢による割引やゴールド免許による割引など、ほとんどの物が契約期間中はずっと継続されるものです。

エコカー割引が1年程度しか利用できない理由は、「環境維持のための企業努力を行っている」ということを他の人にも目に見える形で行うための方法だからとも言われています。

実際に電気自動車やハイブリッド車など、エコカーに乗っているから交通事故を起こす確率が低下するというデータは現在のところはありません。

自動車保険のさまざまな割引は「事故を起こす確率が低いと考えられる優良な運転者の車の場合に、保険料を下げる」という状態になっているため、割引の適用期間が短くなっていると言われています。

車を買い替えたら、見直しも

エコカー割引が適用されるエコカーに乗り換えた場合、自動車保険の再検討を行ってみましょう。1％～7％という率で保険料を割引できるもの、1000円、1200円と言ったように定額で割引を行ってくれるものがあります。

現在支払っている保険料が高額の場合、定額での割引よりも、現在の保険料から％で保険料を割引してくれる保険の方が保険料が安くなるケースもあります。

また、割引が適用される期間が13カ月程度のもの、初年度登録が既定の年度以降のエコカーのみ、適用期間は決まっていないのでエコカーならば割引が継続する、という自動車保険も少数ですが販売されていますし、割引自体行っていないという会社もあります。

少しでも保険料を安くしたい時には、車の入れ替えと同時に見直しも行ってみましょう。