車の保険料、夫婦限定割引とは？運転者限定で安くする方法

任意保険の特約のひとつに、運転者限定特約があります。
これは契約車両を運転する人の範囲を限定することでリスクを下げ、掛け金が安くなる特約です。

運転者限定の範囲は、本人のみ・本人と配偶者のみとする夫婦限定・家族限定の3タイプがあります。

掛け金はリスクで決まる

任意保険の掛け金は、申し込みの時にいろいろな項目において条件を設定することで決まります。
これをリスクの細分型と呼んでいます。
細分化された項目でリスクを量り、ハイリスクの契約では料金が高くなります。

リスクの決定要因には、車種や運転者の年齢条件などがあります。
排気量が大きい車は万が一の交通事故の時には相手に与える損害が大きくなるためにハイリスクとされ、運転者の年齢条件においては若い人が運転する契約ほどリスク高とされて料金は高く設定されます。

ここで、任意保険には付加することで契約のリスクを下げて料金を抑えることができる特約があります。

運転者の範囲を狭めてリスクを軽減

そんな特約のひとつが、運転者の限定特約です。
運転者限定特約というのは、契約車両を運転する人の範囲をあらかじめき決めておきその範囲内の人が運転していた時の事故だけを保険の適用とするものです。

不特定の人が運転するよりも決まった人だけが運転するという条件を設定しておくことで交通事故を起こす確率が下がりますから、この運転者限定特約を付加することで契約のリスクが下がって保険料が割引となる仕組みです。

運転者限定のタイプは3つある

この運転者限定特約には、通常3つのタイプがあります。
それは、運転する人を契約者本人だけとする本人限定・本人と配偶者だけとする夫婦限定・家族のみとする家族限定の3種類です。

運転する人の範囲が狭いほど料金は割引されるので、この3タイプの運転者限定特約の中では本人限定が料金は一番安くなります。
ここで、夫婦限定特約と家族限定特約においては付加するにあたっての注意点があります。
それは、夫婦限定特約における夫婦というのはその保険の契約者とその配偶者ということなので2世帯での居住などで2組以上の夫婦が存在する場合には注意が必要です。

また家族限定特約の家族は、契約者と配偶者、その同居の親族、別居の未婚の子どもまでが家族の範囲に含まれることになっています。
これらの範囲に十分注意して、その車を運転する可能性のある人に合わせて運転者の限定特約を付けることで料金を節約できるケースもあります。