バイク保険で対面式でもネット契約でも順番に保障内容を選択していくわけですが、見積り保険料が跳ね上がるところが2箇所あります。
それが、車両保険と人身傷害保険です。
今回は、人身傷害は割愛してバイク保険における車両保険を付帯するかどうかについて検討していきます。
バイクの保険はとても少ない?!
ここで大きな壁に阻まれます。
検討するのはよいが、車両保険自体を受け付けていない保険会社がほとんどだということです。
特に保険料が安く保障内容も同じのネット系自動車保険はほとんど扱いが無いのが現状です。
ネットでの契約は当然、代理店での契約等に比べ圧倒的に保険料が安いです。
但し、内容を自分で決めなければなりませんので、全くの素人であれば最初は購入したバイク屋での紹介先で契約することになるかもしれません。
それにしても、車両保険を勧めてくる代理店は少ないです。
そもそも、二輪車で一番多く流通している250ccのバイクですが、こちらは車検が必要なく、高速には乗ることが出来るビックスクーター等に多い排気量です。
バイクの本体価格ですが、おおよそ、50万円前後で新車が購入できます。
そのバイクにとっての年間車両保険料は妥当か
中古になれば程度のよいもので30万程度で十分希望にあったものを探すことが出来るのがいまのバイク市場です。
あなたがバイク保険に加入しようと思っているそのバイクはいったいいくらしましたか?
そして車両保険をつけた場合とつけない場合の年間保険料の差額はいったいいくらくらいですか?
この2点を考えただけでもタイトルのバイク保険に車両の保障は必要かどうかの答えが見えてくるはずです。
一番利用層の多い年代は20代前半です。
この年代の特徴としては、年令条件で保険に区切りをつけることが出来ないいわゆる一番保険料の高い年代です。
これが30歳以上になれば保険料は大分安くなります。
保証内容と保険料に納得ができるかどうか
ここで20歳代の方の保険料を試算してみますと、通学に利用していて年間走行距離が10000kmとした場合、平均的なバイク保険料としては8万円程度です。
これに車両を付帯するとさらに4万円程度上がります。
その割りにこの車両保険が適用されるケースとしては、自動車のように充実していない点が多く、基本、相手のいる事故についてのみ保障されるという認識で間違いありません。
いわゆる盗難であったり、当て逃げ、自損などは一切保障には含まれません。
風水害、地震等は言うまでも無く保障外です。
年令条件で21歳以上、状況を通勤からレジャーへ変更、人身傷害を搭乗者傷害に切り替えることで車両以外の保険料は幾分下がります。
8万円が5万弱になります。
しかし、車両に対する保険料は換わりませんのでますます、付帯すべきかどうかの判断に悩まれると思います。
又、バイクには補償限度額を設けている保険会社もあり、自動車のように財産という風には見ていない現状を加味すると、車両については保障をはずすことを強く推奨いたします。