【自動車保険の選び方】比較するポイントを教えて！

自動車の運転をするときには、どこでいつ遭遇するか分からない交通事故に備えるためにも、自動車保険の補償内容やプランを比較検討し、自分に一番合っているものを選ぶ必要があります。

自動車保険の種類

自動車保険は、交通事故を起こしてしまった際に、損害賠償金を補償する保険です。
加入の義務化がされている自賠責保険と、任意で加入する任意保険があります。

自賠責保険は、交通事故に遭った被害者を救済するために、最低限必要な補償を確保する目的で設けられている保険です。
そのため自賠責保険では被害者の車両や搭載した物品の損害や、自分が負った怪我の治療費、自分の車両や搭載した物品の損害は補償されないことになります。

任意保険は、被害者が負った損害に対する賠償金額が自賠責保険で定めた補償限度額を超えてしまったときに、超えた分を保険金から支払うことができます。
そして、任意保険は自賠責保険で補償していない被害者の車両や搭載している物品の修理費や、自分自身が負った怪我の治療費や自分の車両の修理費も補償してくれます。

任意保険の補償内容

任意保険の補償内容には、被害者を死傷させた損害が自賠責保険で定めた限度額を超過した分や、被害者の車両やその車両に搭載していた物品の修理費、搭乗者の方が死傷に対する損害賠償金や被害者の搭乗者や歩行者の死傷に対する損害賠償金などがあります。

無保険車傷害保険に加入していれば、交通事故の相手が保険に加入していない状態で亡くなったり、後遺障害が残ったりして十分な損害賠償を受けられない分を補償してくれます。
また、自損事故保険に加入していれば、自損事故で搭乗者が死傷し自賠責保険に請求ができない損害賠償金を補償してくれます。

車両保険に加入していれば、契約している車両が事故などで修理した修理代を補償してくれます。

自動車保険の選び方

自動車保険の選び方としては、まず被害者に対する補償を充実させて、その上で自分にとって必要な保険や特約を比較して組み立てるという選び方が良い方法の一つです。

このような特約や保険を付けると、保険料も高くなっていきますが、自分にとって必要がない特約を削るのが保険料を抑えるポイントになります。
自動車保険は、近頃は保険会社により似たような補償内容であっても保険料に差が大きく生じています。

現在加入している自動車保険が自分に一番適していることは決して多くありません。
保険会社の代理店によっては担当者の専門知識があまりないために、ニーズに合っていない自動車保険のプランになってしまっていることがあるため、注意が必要です。