自動車保険の契約者は夫婦どちらにするとお得？色々なケースで紹介

通常は自動車保険は自分が契約して自分が運転し、自分に対して補償されるようになっているでしょう。親の車を運転していた場合は親の保険の特約の適用によって保証されるようにしているはずです。

しかし独立して世帯を別にした場合は新たに本人の自動車保険の契約が必要になります。
その後は無事故の期間を継続してノンフリート等級をアップしていくだけなのですが、結婚した配偶者も車を運転する場合は契約内容を変えなければなりません。

家族であれば記名者運転指定をしておけば本人同様の保証を受ける事ができるからです。
しかし夫と妻のどちらを主に運転する人、つまり記名被保険者にすればよりお得なのでしょうか。実はケースバイケースと言えるのです。

ゴールド免許を上手に活用

夫婦の両方が免許を持っている場合で、仮に妻はこれまで運転する機会があまりなく交通違反も無く、ゴールド免許だったとします。対して夫は毎日運転しており、交通違反もありブルー免許です。

この場合、妻を記名保険者にして夫を記名運転家族にした方が保険料が安くなります。
仮に妻と夫のノンフリート等級が同じだとしても、同じ等級でもゴールド免許であれば自動車保険会社によって違いますが5～10％のゴールド免許割引があるからです。

従ってブルー免許の夫とゴールド免許の妻の夫婦の場合には等級が同じならば記名被保険者を妻にして契約を結びなおした方が得だと言う事になります。

実際には夫しか運転しない時は

夫婦間で夫がブルー免許で妻がゴールド免許の場合は妻を記名被保険者にして契約をすれば割安である事は説明しましたが、妻が実際にはほとんど運転しないペーパードライバーである場合はどうなのでしょうか。

ゴールド免許は無事故無違反である事が必要ですが運転機会が少ない人は違反も少なくペーパードライバーにゴールド免許が多い事も事実なのです。この場合、運転する人の範囲を明確に設定すれば妻名義の自動車保険で夫も運転することが可能です。

夫婦限定特約か、限定なし特約があれば問題がありません。ただし年間の運転時間等の細かい規定による割引保険の場合は申込時の申告と差があると保険が無効になる可能性もあります。

妻と夫での等級が違う場合

夫婦のどちらかがゴールド免許で一方がブルー免許の場合でもゴールド免許の人の等級が低い場合は慎重なシミュレーションが必要です。

自動車保険会社ではノンフリート等級により割引と割り増しが優先されますからブルー免許でも等級の高い方が割引額が大きく、保険料安い事も多いからです。