自動車保険では、自賠責によるものは車を購入する場合には強制加入となりますが、それぞれが補償内容を充実させるために、保険会社に加入をする自動車保険は任意となっており、中には、加入をしていない人もいます。
保険をどう考えるか
その大きな理由としては経済面や対費用効果が考えられ、例えば、余り使うことがないために、一定の保険料を払うのは無断だと判断をする人もいます。
しかし、万が一事故の加害者になってしまった場合には、多額の損害賠償金を請求されることになり、たとえ人身事故でなくでも相手の車両修理に対して、まとまった出費が必要になります。
任意自動車保険は大きく、対物賠償保険、対人賠償責任保険、自損事故保険、無保険車障害保険の4つがありますが、加入をしておくことで、安心して車の運転を行うことができます。
自動車保険に関しては、例年、損害保険料算出機構により、様々な様々な内容に関してディスクロージャー資料が発表されていますが、その中の1つに任意自動車保険の加入率があります。
保険の加入について

例年、極端な変化は見られないものの、2014年3月末の数値を参照とすれば、まず、全国的な加入率として、対人賠償保険では73.4%、対物賠償保険では73.4%、搭乗者障害保険では41.7%、車両保険においては43.0%となっています。実際においては、自動車共済への加入率13.9%を加味した場合、その数値は87.3%に上がっています。
対人保険を対象として都道府県別に見た場合には、トップ5としては、まず、大阪府があり、ここでは、81.9%の数値となっています。
第2位としては愛知県の80.9%がこれに続き、順に、神奈川県の79.3%、奈良県の79.3%、京都府の78.9%と続き、関西地区の加入率が高いことを理解することができます。
反面、ワースト5としては、沖縄県が52.6%の1位となっており、順に、島根県の56.3%、高知県の58.0%、宮崎県の58.1%、秋田県の59.2%となっています。
低い県の特徴としては、地方であることがあり、ここでは、交通量の少なさや、概ねそれに対して道幅が広いことが理由として上げることができます。
沖縄県に至っては、ここ数十年加入率が最も低い県となっており、その理由としては地域的なつながりが強いために、事故を起こしたとしても人のつながりが解決方の1つとして利用されている面があります。
保険の加入年齢
年代別としては、加入が多いのは30歳代から60歳代となっており、最近のデータとしては40歳代から60歳代前までが加入のピークとなっています。
特徴的なのは、60歳代を始めとして高齢者の加入率が高いことがあり、これは、かつては現在のように比較をすることで保険会社を選ぶことが無かったために、免許を保有している期間は、そのまま、最初の保険会社が継続して利用されている点があります。