自動車保険の車両保険は必要？補償範囲やメリット・デメリットについて

自動車保険は車を所有している人なら必ず入っておいた方が良い保険ですが、様々な掛け方ができます。
自分の必要なものだけ掛けて、不要なものを削ることで保険料を安くすることも可能になるものですが、車両保険は必要なものなのでしょうか。

車両保険ってどんなもの？付けるべきなの？

車両保険は車自体の損傷やいたずらで傷をつけられたり落書きなどをされた時に保険金が支払われるものです。
自動車保険に加入の際に自分で車両保険に加入するかどうかを決めることになります。

車が損傷してしまった時に補償されるものですが、新車で購入した場合にはほとんどの人が加入すると言われていますが、車を購入してから5年程度経過すると加入するかどうか迷う人も増えてきます。

メリットとデメリットは？

メリットは事故を起こした時だけではなく、相手がわからない状態で車に何らかの損傷が出た場合にも補償をしてもらえることです。

事故の場合には相手方から修理費用が出るのではないかと思うかもしれません。
しかし事故には過失の割合があり、その状態によっては自分で支払わなければいけない費用が高額になってしまう可能性がありますが、車両保険に加入しておけばその心配はありません。

例えば修理費用に30万円かかったとしても、過失の割合で相手からは10万円しか支払われなかった場合、自分で20万円を支払わなければなりません。
20万円なら支払うよ、という場合ならば未加入でも問題ありませんが万が一の際の高額の支払いは避けたいという場合には加入しておいた方がメリットが大きくなります。

デメリットとしては加入しない場合に比べると保険料が高額になってしまうことです。
また、車両が損傷して保険を利用してしまうと等級が落ちてしまうことがあり、翌年以降の保険料が高額になってしまいます。

保険を利用する状況によって3等級ダウン、1等級ダウンとありますので、場合によっては3年間は事故ありの高額の保険料の支払いを行わなければならなくなってしまいます。

補償してもらえる範囲は？

車両保険で補償される範囲は、自損事故による車両の破損、車両が盗難にあった、車同士の事故で車両が損傷を負った、いたずらで車に傷をつけられた、当て逃げされたなどが主なものですが、加入している自動車保険の会社や種類によって多少補償の範囲が違ってきます。

加入を検討する際には、どこまで補償してもらえるのかもきちんと理解しておくようにしましょう。