農協の自動車保険とはJA共済という名前で発売されているものをさします。
よい意見では、農協の自動車保険特別の割引制度で自賠責共済とのセット割引と農業用貨物車割引単体でもどちらも7%の割引がある点です。
農業従事者にはメリットが多いJA共済
農業用貨物車とはトラクターのようなもので基本、農家の方に特化している農協ならではのサービスです。
自賠責とのセット割引は誰しもが加入を義務付けられているものです。
かつ、どこの保険会社で加入しても料金に代わりが無い自賠責ですので確実にこの割引を受けることができ、メリットです。
また、農協の自動車保険がJA共済、「共済」ということから分かるように農協の会員を本来のターゲットとしています。
本来、会員になるには農業に従事している方向けの通常会員と農業に従事していない方向けの準会員の制度があります。
通常会員と準会員の違い
簡単に言うと、出資金が必要だということです。
準会員になるには全国のJAによって最低金額が異なりますが、1万円から3万円です。
但し、脱会するときに出資金は返還されますし、一応出資しますのでそれに対して出資配当金が出ます。
但し、企業と同じで利益が出ないと配当が無い場合もあります。
今回の自動車共済については、例外的に出資せず、言い換えれば会員にならずとも加入することが出来ます。
よって、出資の件は関係ありません。
一応、出資配当金は通常出るので自動車保険の値引き程度に考えて頂ければと思ったしだいです。
但し、保険の保障内容選択の際に気がつきますが、農協組合員か否かによって保険料に差が出ます。
当然ですが、組合員であることで保険料が安くなります。
組合員にとってはとてもお得な内容
確かに保険料全体では1割程度ですが、今はネット一括見積り等で少しでも安い保険を選択できる時代ですし事実若い方はみな実践して少しでも安い保険料で同じ保障内容のものを選択するのが通常ですので、この差は大きいです。
かといって1万円から3万円の出資金を支払ってまで保険料を安くするのは基本的に1年更新の自動車保険についてはそのためだけに会員に入って自動車保険を乗り換えたら組合を脱退して出資金の解約手続きをするわずらわしさがあります。
又、予備知識として、全国にある農協ですが、東京と大阪ではJA東京、JA大阪と会社が別ですので、万一会社が倒産するようなことがあると、保険自体は100%次の引き受け会社が保障してくれますが、出資金についてはその保障がありません。
保険はともかく、農協ではこういった面で手続きが煩雑であるというのが一番のデメリットといえます。
基本的に、もとから会員に入っている農業従事者の方がサービスを受ける分にはメリットと思えるところも非会員にとってはデメリットに感じることもあります。
基本的に組合員の方向けの保険といえます。