自動車保険の年齢条件とは？若年層ほど高いリスク

自動車保険の会社によっては40代50代の利用者の保険金を安くするというところもあるなど、年齢によって保険料に大きな差がつくことがあります。年齢条件を設定せずに自動車保険に加入するということも可能ですが、その場合、年齢条件をつけるのとつけないのとで最大3倍ほど違ってくるため、あまり現実的な選択肢ではありません。

そのため、多くの人は年齢条件を付けることが多く、特に子供がいる世帯では成長や免許取得などに合わせて条件を下げるかどうか検討する家庭も多く存在します。

若い人ほどリスク要因となる

自動車保険における年齢条件の区分として、21歳以上、26歳以上、30歳以上、35歳以上というように刻んでいく形になっています。

この中で21歳以上の保険料と35歳以上の保険料では、どんな車かにもよりますが、1.5倍ほど違うことがほとんどです。それだけ21歳以上25歳以下の交通事故を起こすリスクを高く見積もっているということになります。

若い人のイメージだけで決めているということはなく、統計的な結果、そして、運転技術などの未熟さなどもあり、交通事故を起こしやすいという認識につながっています。

区分を増やして保険料が下がるケース

4段階に年齢条件を設定しているところが多い中、保険会社によってはかなり刻んだものにしているところが存在します。

例えば、40代、50代、60代、70代以上と設定しているケースです。
60代以上となれば、反射神経などの観点から俊敏な動作ができないため、とっさの対応ができない可能性もあり、事故のリスクが再び上昇に転じます。
そうなると若者と同じ程のリスクになっていき、その分、保険料も上昇します。

その年齢層を排除すれば、40代50代は一番リスクの少ない年齢層となり、リスク計算をそこまで考えずに済み、保険料が下がります。
こうしたのを利用して、40代50代向けの保険というものが存在しているのです。

誕生日を迎えたらすぐに連絡すべし

誕生日がくることで年齢条件に該当する区分が変わることがあります。
例えば子供が26歳となれば、区分が1つ上がることになります。
条件が変わればすぐに反映され、月額の保険料を下げることが可能になります。

たかだか数百円の違いであり、年間にすれば数千円程度の違いですが、それでも安くなることに変わりなく、誕生日をきっかけにもっと安いところはないのかを調べてみるというのもいいでしょう。