保険の名義にご注意ください

事業主の方は特に必見です。車を買う時に、税金対策などで会社名義にするか個人名義にするか悩む方もいらっしゃると思います。必ずしも名義はこうした方がいい！とは申しませんが自動車保険のことも加味して考えることをおすすめします。

なぜ名義に気をつける必要があるのか以下でご説明いたします。

 名義は統一するのがルールです

まず、基本的に名義は統一です。車の所有者と保険の契約者がまったくの他人というわけにはいきません。法人名義の車であれば、法人で保険の契約をしてください。個人であれば同じく個人が契約者となって保険にはいります。

以前はコンプライアンスが厳しくなかったため、多少融通がきいたようですが現在では名義が混同した契約はほぼ不可能です。

 そこで出てくる注意事項

先ほどの基本を踏まえて小規模で会社をされている方で考えられるのが「法人名義の車を下取りに個人名義で車を買う」といったケースです。

こういった車の購入方法は可能ですが、法人名義の保険を個人名義の車にかけることはできません。最悪ですと保険の引き継ぎができなくなります。

ですから車を買う際の名義が保険に影響する点について気をつけてくださいね。

同居の家族に保険の等級を譲りたいとなった時も名義が関わってきます。

お子さんが車を持つ年頃になり新規保険がスタート！となった時に、等級の高い保険を譲って保険料を抑えたいですよね。こちらも同じく車の名義によっては保険の譲渡ができません。そういったことも将来おこると想定して計画的に車の購入を進めるのがいいと思います。

新しく事業をおこしたら

起業したので今までは個人の車だったものを、法人名義に変えて社用車としてつかいたい。こういったケースですと保険も柔軟に対応でき、新設法人の場合に限られますが必要書類をそろえれば等級継承が出来ます。

ただし移行できる期間が大抵の場合法人設立後１年以内と決まっていますので、変更は早めにおこなってください。また、この期間は保険会社ごとにややことなるので、早急に保険会社に問い合わせることをお勧めします。