契約者と被保険者の違い|自動車保険の基礎知識

自動車保険の契約の際に、契約者と被保険者はどのようにしていますか？
補償内容や保険料にも影響出る部分ですので、よく理解しておきましょう。

契約者と被保険者は通常は同一人です

自動車保険を契約する時に契約者と被保険者は通常では同一人である事が多いです。
保険料の算出や補償範囲に影響があるので契約の時には重要になります。

告知義務があり事実と異なるときには事故があっても保険金が支払われない事がありますから注意する必要があります。契約者と異なる時には申込書に記入しなければいけません。契約者とは保険会社と契約をして保険料を支払う人の事であり被保険者とは自動車保険の契約をした時に補償の対象となる人です。

契約者は保険料の支払い義務、告知義務、契約解約権、保険料返還請求権があります。
被保険者は自動車保険の契約者である場合と別の人である場合があります。事故があった時の保険金請求権はありますが契約者ではないために契約解約権や保険料返還請求権はありません。

保険法や約款の規定により告知義務、通知義務、損害防止義務はあります。
通常は契約者と同一人ですがゴールド免許の割引を受ける場合にはゴールド免許保持者が被保険者になった方が割引を受けられます。

但し車の使用頻度も問題となりますから頻繁に車を使用しない人がなると契約違反になり事故があった時に保険金が支払われない事もあります。

法人名義の時の補償は

自動車保険を契約する時に法人所有の車を社員が使用している時には法人でもその車を主として運転する社員にしても構いません。事故があったとき同居の家族も被保険者が法人であっても社員であってもどちらの場合も補償されますから心配ありませんが社用車を使用するのですから会社の許可を得た方が良いでしょう。

自動車保険契約で等級を引き継ぐには

契約者や被保険者を変更した時に規定で決められた条件であれば引き継ぐ事ができます。
配偶者、同居の親族、配偶者の同居の親族であれば引き継ぐ事が可能です。

配偶者には内縁関係も含まれます。これ以外の時には等級継承が出来ません。
等級がすすみ割引率が高い時には父から子供に等級を引き継ぐ事が可能です。

但し同居が条件ですから就職などで別居する予定があるときには同居しているときに被保険者を変更しておいた方がよいでしょう。また独身中に使用していた車を結婚後も使用する時に契約者を妻から夫に変更しても等級は引き継ぐ事ができます。

契約更新の時に変更するとよいです。変更をする時には保険会社や代理店で簡単にできます。保険会社の書式に従い変更手続きをします。