自動車保険の運転者限定とは？料金は安くなる？

自動車保険に加入する際、特約で運転する人を限定することができます。
いったいどんなメリットがあって運転者を限定するのでしょうか。

運転者限定ってどんなもの？

運転者限定は「この車で事故などを起こした際、定められた運転者が運転していた場合に限り補償を行う」というものです。これは保険会社にとっては運転者を限定することによって事故を起こした時に補償を行うリスクが軽減することが理由です。

例えば35歳以上の人が運転している場合と免許証取り立ての18歳の人が運転している場合、運転している年齢に大きな差があるため経験にも差が出てきてしまいます。
そのため35歳以上の人の方が18歳の人よりお事故を起こしにくいと考えられます。

事故を起こさないということは保険会社は補償をしなければいけないリスクが低減するということに繋がるため、自動車保険の契約の際には優遇を受けられるのです。

運転者限定のメリットって？

メリットは何といっても自動車保険の保険料が安くなることです。
運転者限定には様々な種類があり「制限なし」「家族限定」「本人限定」「年齢制限」の組み合わせによって保険料は大きく変わってきます。

誰が事故を起こしても補償される「制限なし」よりも運転者が細かく限定される「本人限定」の方が保険料は安くなっています。

無事故歴が長い「ゴールド免許で保険の等級が高い」というような人が本人限定の自動車保険の特約を付けると、事故を起こす確率が極めて低い人の契約の場合には、保険料を大きく削減することができるため、自分一人しか乗ることがない車の場合には自動車保険の加入の際には本人限定の特約を付けるようにしましょう。

「家族」の範囲とは？

運転者限定の中には「家族限定」というものがあります。この家族とは契約者本人とその配偶者、同居の親族、同居または別居の子供となっています。

この場合の注意点は「子供」の範囲です。
子供であったとしても結婚をして別の家庭を持っている場合、自動車保険ではそれは家族であるとは認められません。

そのため、結婚して別居している子供が帰って来て親の車を運転した場合、家族限定の特約で契約している車に乗って事故を起こした場合には親の車が契約している自動車保険の補償を受けることができなくなってしまいます。運転の前には保険の内容をしっかりと確認しておくことで万が一事故を起こしてしまった時にも安心することができます。