約款にかかれていること | 自動車保険の基礎知識

自動車保険は、自分が加害者になる場合や逆に被害者になる場合があり、また人に関する補償や物に関する補償に分かれますので、それに伴って知っておくべきことも広範囲にわたります。

そんな時に役に立つのが約款になりますが、ここには自動車保険の基礎知識がぎっしりと詰まっています。

全部を読んだり覚えたりすることは大変ですが、一通り目を通しておくと何かあった時に思い出すこともありますので、めんどくさがらずに確認をしておくことが大事です。

約款に掲載されている重要事項等の説明

約款には自動車保険の重要事項の説明がありますが、まず自分が加入している保険の契約内容で、証券を見てもよくわからない場合は約款の「保険証券の見方」を参照に確認することができます。

特に以下の項目は必ず確認しましょう。

• 自動車保険の期間
• 補償を受けられる人
• 運転者の条件

「自動車保険の期間」は加入の保険でいつからいつまで補償を受けられるかになりますので、当然期間外であれ対象外になります。事故が起こったのが期間終了後だった、ということがないようによく確認しておきましょう。

「補償を受けられる人」は保険の被保険者になります。運転免許証の色や次回免許証の更新時期などが記載されていますので、ここでも間違いがないかどうか確認してみましょう。

「運転者の条件」は対象となる運転手のことになります。家族限定や年齢条件によっては事故を起こしても補償の対象にならない場合がありますので、ここも重要な項目になります。

契約提携前、提携時、提携後の注意事項

自動車保険は保険会社と契約を提携するするわけですが、約款には時系列で契約に関する注意事項が掲載されています。

• 契約提携前には商品の仕組みや内容を確認すること
• 契約提携時には告知義務やクーリングオフについて
• 契約提携後については住所変更などの通知義務について

などの注意点が掲載されていますが、自分自身のことを正しく通知していることが大切になります。

故障の場合のサービスなども掲載

約款には、事故以外でも故障の際の車両搬送サービスや、燃料切れや故障の相談を受け付ける付帯サービスについても記載があります。
これを知っておくと、知らない土地で何かあっても身動きが取れなくなることがありませんので、知っておけばかなり便利です。

このように、約款には守るべきことや、知っておけば安心の補償やサービスが詳しく掲載されていますので、受け取った際には必ず目を通すようにしましょう。