ゴールド免許で保険料が下がる理由 | 自動車保険の基礎知識

もはやあって当然とも思われるゴールド免許割引。
ゴールド免許だとなぜ割引になるのか、その理由をご紹介します。

自動車保険を安くするゴールド免許

自動車保険の保険料はそれぞれの被保険者の状況を総合的に判断したうえで決定されることになります。一般的には若い人ほど自動車保険の金額は高くなりますし、また保険会社によっては特別に設定している条件を満たせば価格が割安になるというようなこともあります。

しかしどのような自動車保険会社でも採用しているであろう割引制度としてあるのが「ゴールド免許割引」です。

これは免許証の有効期限を示す欄の背景が金色になっている免許証のことなのですが、これを持っているのであれば高確率で割引を受けることが出来るのです。

ゴールド免許で自動車保険が安くなる理由

ではどうして自動車保険がゴールド免許だと安くなるのかというと、最も大きな理由は「ゴールド免許になる人が事故を起こす可能性は低いから」というのがあります。

そもそも免許証の有効期限欄の背景が金色になるには有効期間満了日の直前の誕生日の41日前から遡って5年以上無事故・無違反であるということが条件になります。

5年間一切の事故を起こしておらず、また速度違反などもしていないということであれば、契約をしても保険金を支払う事態に至る可能性は低いのです。

そうした人であれば、言葉は悪いですが過去に違反を起こした人や事故を起こした人よりも良いドライバーということになりますから保険料負担は安くなるのです。

ゴールド免許割引は保険会社の看板商品

ちなみに別の理由として、ゴールド免許割引はどのような保険会社でも自動車保険を取り扱う以上は看板商品になり得るということが挙げられます。

ゴールド免許になったということはその人の安全運転の実績の証明ですから、実際のところ今後事故を起こす可能性は低い、つまり保険加入をしなくてもよい可能性が高いということになります。

しかしそれでは保険会社もなかなか契約を取れませんから、この条件を満たしているのであれば保険料が割安になるという形で広告をするわけです。また自動車保険市場においてこの割引はある種「あって当然」のものとなっていますから、契約する側からすれば用意されていないと言うだけで選択肢から外す可能性すらあるものです。

こうした事情があるため、優良ドライバーとされるような人に対しては自動車保険の条件も良いものになってくれるわけです。保険金の負担は安い方が良いのですから、普段から安全運転を徹底して保険料の節約をしていきましょう。