当て逃げ事故でも自動車保険は対応してくれるのか？

自動車保険は被害者を補償するための人身に関する保険と物を破損させてしまった対物保険が基本的な保険の内容です。

事故があった場合、被害者になっても加害者になっても、現場検証などを行うことになり、警察が示談を勧める場合もあれば、正当に処理をして加害者が被害者に対して慰謝料を支払うケースがあります。

事故の相手となる人がわかっているので、被害者が損害賠償を請求することや、加害者が事故の責任度合いを認識して、自動車保険の適用を受ける手続きをすることになります。

事故にあって困る相手とは

困ってしまうのが当て逃げなどにより、相手が特定できないことです。
もちろん、警察が目撃者を探し、捜査をすることになりますが、誰も目撃していないような場合には、被害者は誰に請求することができません。

少々のキズなどならば自動車保険を利用することなく、ご自身で修理代を負担すればよろしいですが、大きな破損の場合には、修理費だけでかなりの現金負担をしなければなりません。

車両保険について

自動車保険にはどのような状況であれ、自動車の破損を補償してくれる商品もあります。それが車両保険というものです。

誰の責任なのかどのような原因なのかがわからなくても保険金を受け取れるという意味で、自動車保険会社としての保険金支払いのリスクが高いということもあり、毎月の保険料はとても高いです。

保険料はご自身の車により異なります。高級車で部品交換をする場合でも多額の費用がかかると予想される場合や、当て逃げされる可能性が高い大きな車などは当然保険料は高くならざるを得ないのです。

当て逃げに合った場合は泣き寝入りをせずに、まずは警察に連絡することが必要です。現場の状況を調べれば、ご自身の車にぶつかった車の塗装やブレーキ跡などから、当て逃げの対象となった車が見つかることも多いのです。

車両保険を使う手目に必要な事

車両保険を利用するためには、修理工場などで見積りを得ることになります。
そして、全額を自動車保険で支払うこともできます。裏技としては、修理費用が高い場合には、あえて修理をせずに、車の乗り換えの原資にするとよろしいです。

修理代を現金として受け取り新車の頭金にしてしまえば良いのです。事故者でも中古車買取業者が買取をしてくれますので、保険金と売却費用でかなりの頭金を確保することができるのです。

せっかく自動車保険に加入しているのだから、何等かの事故などがあり車を修理する場合に保険を利用すべきだと考える人もいますが、保険には等級があり、しばらく保険を利用していなければ、等級が上がり、保険金の負担が少なくなります。

少額の修理の場合に保険を利用しますと、等級が下がり、毎月の保険料が増えてしまいますので修理代と保険料の負担を考えるべきです。