保険料が支払われないことも！偶然な事故と故意の事故

加入している自動車保険が何に対して保障されているかご存知ですか？
もし事故を起こしてしまった、事故に巻き込まれたというとき、実はすべてを保障している自動車保険ばかりではないんです。

事故にも種類があるのをご存知ですか？

自動車保険を加入する際に何に対して保険をかけるかによって掛け金を含め内容が変わってきますがその中に偶然性、急激性、外来性と３つの要件があります。

自動車保険によってはこの３つ全てに対して保障している保険もありますが実はこの中のいくつかしか保障していない保険もあります。
保険料が安い商品であればあるほどその可能性は高く、実際事故にあったときに自動車保険を申請しても支払われない、事故が対象外であるなんてこともあります。

特にインターネットでの保険が格安だと話題になってからは増えていて窓口で相談したりすることなく保険に加入してしまいますので自分が何の保証の付いた保険に入っているかきちんと理解出来てないなんてこともありがちです。

では事故にはどんな分類のされ方をされているのかご紹介していきます。

比較的わかりやすい急激性、外来性

まず急激性とは、急に起こった事故でそれに対処するための時間にゆとりがもてなかったときのことをいいます。例えば交通事故で受けてしまった傷害などです。

次に外来性とは、事故の原因から結果にいたるまでに何らかの外部からの要因が身体に及んだときに受ける傷害です。例えばエレベーターに挟まって骨折した、凍結路面で転倒し内出血を起こした、などです。この場合だとエレベーターや凍結路面が外的要因となります。

種類の多い偶然な事故

最後に偶然性の事故ですがこれは交通事故で立証するときなどにとても必要な知識でして、これを立証できるかどうかで保険金や賠償金の金額も変わってきます。

まずこの中でも二つに分かれており、原因の発生が偶然な場合と結果が偶然な場合です。
一つ目の原因の発生が偶然な場合ですが、これは事故そのものが偶然な場合を指します。
偶然な事故に遭遇しその必然的な結果として傷害を受けたという場合で典型的な交通事故がこれです。

また、加害者側からみて故意的だったり必然的だとしても被害者側が予測することの出来ない場合も偶然な事故となります。

次に結果が偶然な場合ですが、保険加入者本人が意図して行動から起きてしまった偶然な事故を指し、これは発生した事故自体に偶然性があるかどうかが関係します。