交通事故で加害者になってしまったら・・・保険会社への連絡はどうしたらよい？

交通事故の加害者になってしまった場合には任意保険会社への連絡が必要になります。
この連絡が無いと保険の適用が出来なくなる可能性もありますし、そうなれば賠償金の全額を自賠責保険と自分のお金で支払わなくてはなりません。

そうなってしまうと任意保険に加入していた意味も無くなってしまいますから、保険会社への連絡は欠かさずに行う必要があります。
ではこの連絡はどのようにすれば良いのでしょうか。

連絡するタイミング

保険会社に連絡をするタイミングとしては各社によって多少の規定の差がありますが、遅くとも事故発生から60日以内に申請をするべきです。

この60日を超えてしまうと保証の対象外とされてしまうことが多く、実際それくらい時間が経ってしまうと交通事故の内容に関しても確認が難しくなってくるために60日以内に連絡をする必要があります。

しかし最も良いのは交通事故が発生した後、連絡が可能になった段階でしょう。
最近では交通事故が発生した際に素早く事故対応を行ってその場での対処法を指導してくれるところが多いですし、そうした指導があれば事故対応もしっかり行えます。

ですので保険会社への連絡は加害者の義務である警察への連絡や現場の保存などが終わった時に行う形で覚えておけば問題ありません。

加害者として伝える情報は？

では連絡をした際にどういった情報を伝えれば良いのかというと、基本的には保険会社側から聞かれたことに全て正しく答えるようにしてください。

事故がどこで発生したのか、なぜ発生したのか、被害者の状態はどうかといったことが聞かれるでしょうが、こうしたことに全て答えていけば大きなトラブルは起きません。

ただ任意保険への請求は自動車安全運転センターが発行している交通事故証明書が無いと駄目なことが多いですから、まずは警察に連絡して現場の確認をしてもらい、その後で発行してもらえる交通事故証明書を調達することを忘れないようにしましょう。

被害者になった時も連絡した方が良い

さて、しかし少々注意したいのが保険会社に連絡をするのはなにも加害者だけではないということです。
もちろん加害者は間違いなく連絡しなくてはならないのですが、被害者であっても任意保険に加入している場合には人身傷害保険や搭乗者傷害保険が利用できることが多いです。

この保険は日額いくらといったように金額が決定された上で支給される保険金ですから自身に過失がなく完全に被害者の場合であってもある程度の額が貰えますし、等級が下がることも基本的にありません。

せっかく保険料を支払っているのですから、交通事故に遭った時には積極的に利用しましょう。