自動車保険の金額の仕組みとは？等級や補償について

自動車保険は契約時の内容に従って設定される保険料を毎月支払う必要があります。
滞納してしまった場合には本来の補償が受けられなくなるのに加え、滞納がひどい場合には契約の強制解除もありえます。

そうなるとわざわざ選んで契約をした意味がなくなってしまうために注意が必要なのですが、この保険料というのは人によって価格が違うことが多いです。
そのため「どうして価格が違うのだろうか」という疑問が出ることも多いのですが、そのポイントには二つのことがあります。

ではどういったことがポイントになるのか、ここでチェックしていきましょう。

まずポイントになるのは等級

まずポイントになるのは等級です。
これは正確にはノンフリート等級制度と呼ばれており、個人の事故の情報を使って自動車保険を利用する可能性が高いかどうかを判断する制度です。

現在は1〜20等級まで区分されていて初めて契約する人は6もしくは7等、一年間保険を使った事故が無ければ一つ上がって加入の翌年には7もしくは8等となります。

この数字が大きいということは自動車保険を適用する事故が少ない優良ドライバーとなりますから、保険会社としては安い保険料でも十分利益を出してくれる顧客となり、そのために保険料も割り引いてもらえるのです。

ポイントとなるのは「保険を適用する事故があったかどうか」という点で、極端な話、死亡事故を起こしても保険を使わなければ等級は上がります。
ただそうした大規模な賠償金が生じる事故だと保険を適用することになるでしょうから、基本的には無事故だと保険料が安くなると考えておきましょう。

補償の内容もポイント

次にポイントになるのが補償の内容です。
現在の自動車保険は個人の好みに応じて内容を変更できる物がほとんどですが、ここで補償の金額を高く設定すると保険料も高くなります。

例えば事故で他人を死傷させてしまった時に使える対人賠償の部分が無制限に設定されている保険は保険料が割高になりますし、逆に3千万円などの上限が設定されていると割安になります。

基本的には補償内容を薄くすれば保険料が安くなると考えて差し支えないのですが、自動車保険は万が一の事故に備える物ですから保険料を安くするために必要な部分を削っては意味がありません。
ですから必要なところはしっかり残し、不要なところは削るといったようにしましょう。

迷った時はプロに相談するべき

もし自動車保険の内容や保険料に迷った時にはプロに相談することを考えてみましょう。
現在でも窓口を通じて自動車保険の加入を受け付けているところは多くありますし、窓口を利用すればプロの担当者が質問に答えてくれます。

プロの意見を参考にして話し合って決めて行けば満足できる内容が見つかりますから、わからないから適当に決めるのではなくわからないからこそしっかり考えて決めましょう。