自動車保険のインターネット割引で注意しておきたいこと

自動車保険は、補償内容や特約、様々な割引条件を調整することで保険料を安くすることができます。しかし、補償内容をむやみに引き下げることはおすすめできませんし、必要な特約は付けておきたいものです。

また、走行距離によって保険料が割引になる仕組みもほとんどの保険会社が採用していますが、これも工夫できるものではありません。

割引を適用するには？

そういった中で、最も手軽なものがインターネット割引や、保険証券のペーパーレスによる割引です。

保険証券のペーパーレスによる割引額は500円程度であることが多く、それほど大きく保険料の低下を見込むことができませんが、インターネット割引については、保険会社によって割引方法が異なるものの、比較的大きく保険料を下げることができます。

インターネット割引の利用方法は、インターネットを利用して見積もりから加入までを行うことで適用されます。そのために、インターネットを日常的に使っている方にとっては全く負担がありませんし、紙に書いて申し込むよりも簡単に済ませることができます。

インターネット割引の種類

インターネット割引は、自動車保険の種類によって3つのタイプに分けることができます。

定額型、階段型、定率型がありますが、定額型はその名前のとおり、インターネット割引の割引額が定額になりまます。

いくら安くなるのか分かりやすい点はメリットですが、保険料が高い場合には割引率として考えるとあまりメリットが高くありません。
反対に、保険料が安い場合には、必然的に割引率は高くなると言えます。

続いて、段階型の商品です。
例えば、保険料が30,000円以上であれば割引額が2,000円、50,000円以上であれば3,000円というように割引額が変動していきます。

これも比較的割引額が分かりやすく、さらに保険料に応じて設定されているために保険料が高くても安くても納得がいく割引額になります。

最後に定率型です。これは、割引額の公平性として考えた場合には最もメリットがある割引方法です。しかし、低率型の割引を採用している自動車保険が少ないために、あまり利用するチャンスがないことがデメリットと言えます。

補償内容を重視して選ぼう

自動車保険の選択は補償内容を最優先にして考える必要がありますが、各社でそれほど大きな差が無いという現状もあります。

そういった時には割引などを含めた保険料、さらには緊急時の対応やアフターサービスが選択の決め手となりますので、インターネット割引もひとつの選択肢として自動車保険を選びましょう。