自動車保険はセカンドカーの場合、等級や割引は？

自動車保険は保険料が高くなりがちですが、いくつかの条件を満たしていれば2台目の車の保険に契約する際にはセカンドカー割引というお得な制度があります。

自動車保険の等級は1から20まである

自動車保険には、等級という仕組みがあります。
これは1から20までの数字によってその契約において保険を使ったことがあるかどうか、また保険料がどのくらい割引になっているかを知ることができる制度です。

例えば初めて車を買って保険に契約する時には等級は6が適用され、その契約期間に保険を使わなかったら翌年度は数字は7となって保険料は割引が適用されます。

逆に事故を起こして保険を使うと、等級は6よりも小さい数字に戻って保険料は割増となります。つまり、この1から20までの数字はその契約のリスクとして保険を使った履歴を示します。

自動車保険にはセカンドカー割引の特約がある

自動車保険は車1台ごとに契約しますので、追加で車を購入したらその車には別に保険契約をすることになります。

この場合、通常ですと新規契約する場合には6等級が適用になりますが、1台目の自動車保険契約において5年以上事故がなく保険を使っていない、つまり11等級以上であれば2台目の自動車保険は2年めの7等級で契約することができます。
これをセカンドカー割引あるいは2台目特約などと言います。

セカンドカー割引を利用するためには、他にもいくつか条件があります。

それは、2台目の車両については初めての保険契約であること・車種や用途がその保険会社で契約引き受け可能なものであること・個人所有の車両であること・1台目の自動車保険の被保険者またはその配偶者と同居の親族が2台目車両の被保険者になることです。

セカンドカー割引を利用して2台目の自動車保険の保険料を抑える

自動車保険の保険料はとても細かく分かれていて、項目ごとに条件を設定して保険料を決定していくリスク細分型の保険が主流になってぃます。

保険料を決定する項目のひとつに、運転者の年齢条件があります。これは何歳の人が運転する時に保険が使えるかを設定しておくもので、運転者の年齢を問わず補償するコースと、21歳以上・26歳以上・30歳以上の人がそれぞれ運転していた時に補償するコースがあります。

統計上のリスクから、若い人が運転する契約の方が保険料は高く設定されています。子どもが運転免許を取得して車を購入、年齢問わず補償で新規に保険契約するとなると保険料は高めです。

このようなケースで、親の保険契約の等級が11以上であれば、セカンドカー割引を利用することで子どもの保険は2年めの割引保険料で契約でき保険料を節約することができます。