自動車保険の中断証明とは？等級はどうなる？

自動車保険は前年度が無事故であれば継続する時に等級が１つ進む仕組みになっており保険料が安くなります。
引越しや海外赴任などのために自動車を手放す時に自動車の中断証明制度を利用すると次に自動車を購入した時自動車保険に加入する際に等級を継続する事ができます。

自動車を手放す時には忘れずに中断証明の手続きをするようにします。

中断証明発行手続きには条件があるので注意

保険会社に中断証明書発行手続きを依頼するにはいくつかの条件があります。
車を所有したままでは証明書は発行する事が出来ません。

自動車保険の契約日から満期日までの間に自動車の廃車、他人への譲渡、返還または車検証の有効期限が切れていても継続して車検を受けていない事、自動車の使用を中止する一時抹消などの事実がある場合などに証明書を発行してくれます。

海外渡航の場合の手続き、注意事項

海外渡航の場合は例外で保険の解約日、満期日から6か月以内の出国である事が条件です。
7か月後の出国では証明書を発行してもらえなくなるので注意が必要です。

証明書の発行手続きは解約日、満期日から13か月以内です。
手続きの期限は保険会社により異なります。
この期間内に発行手続きをしておく必要があります。

海外中断の場合の有効期限は渡航日から10年以内です。
女性が妊娠のためしばらく車を乗らない場合は妊娠中断という手続きをします。
妊娠中断の場合の有効期限は3年以内です。

発行手続きは車を手放した時にする事が多いですが期限内であれば後からも手続きが可能です。7等級以上であれば中断手続きをする事がおすすめです。期限内に乗らなくてもとりあえず中断手続きをとっておいた方がよいでしょう。

親が高齢になり車を乗る可能性がなくても子供に等級を引き継ぐ事が可能です。
手続きは保険会社所定の書類に記入して発行手続きの依頼をします。

等級について

中断証明書を利用して等級を引き継ぐには中断後10年以内が有効です。
有効期限内であれば新たに契約した時に等級を引き継ぐ事ができます。
以前の保険会社と新しく契約する保険会社が違っていても引き継ぐ事ができます。
配偶者や同居の親族であれば中断した本人以外の人でも等級を引き継ぐ事ができます。

新しい車に等級を引き継ぐためには1か月以内に手続きをする事が必要です。
新しい契約時には中断前の車と用途車種が同一でないと利用する事ができません。
新契約の時には証明書と車検証のコピーが必要です。